「メーデー、メーデー」

PL人数:3人

推定プレイ時間:4時間前後

 

●PLへの公開情報

リトライ:2

初期グリット:3

チャレンジ:2

クエリー:3

 

●シナリオ概要

社会の基盤を支えたる数多くの労働者。そんな彼らの心に、ヴィランである「愛の宿り木」がつけ込んだ!洗脳に近いカウンセリングの結果、5月1日”メーデー”であるこの日に彼らが暴動を起こすように仕向けたのだ。

このままでは混乱が混乱を招き、多くの人々の心が拠り所を失くすこととなるだろう。そうなれば愛の宿り木はさらに勢いを増すことは明白だ。

ヒーローは人々の心を守り通すため、愛の宿り木を率いるオールマザーを打ち倒すことができるのだろうか!

 

●エントリー

・エントリー1:

 君には悩みがある。それは最近出来たものかもしれないし、遠い過去から背負っているものなのかもしれない。どちらにせよ、その悩みの所為で深く深く心を抉られる気持ちになるのには変わりがないのだ。

 そんな中、君はヒーロー向けの相談サービスの存在を知る。物は試しだ、君の足はゆっくりと相談所の所在地へと向かっていく。

 

・エントリー2:

 君は外出の最中だ。道を歩いていると道の向かい側に建っていたビルが轟音とともに炎上し始める。怒声叫び声泣き声、全てが入り混じったそれは君の耳にもすぐに届くことだろう。

 

 救助活動を行っている最中に目にしたのは「愛の宿り木」が飼っている巨大なオウム、赤羽だった。真っ赤なソレは一直線にどこかを目指して飛んでいくようだ。

 

・エントリー3:

 最近友人の挙動に違和感を感じる。何がおかしいという訳ではないのだが、長年の付き合いかヒーローの勘か、確かに胸がざわつく何かがある。

 そんな折、ちょうど当人から食事の誘いが舞い込む。違和感に対して何かを知れるかもしれない。キミはその誘いを了承しレストランへと向かう。

 

導入フェイズ!

-イベント1:邂逅-

 

登場PC:①

場所:相談所

 

~状況1~

 キミは悩みを抱えるヒーローだ。その悩みは絶えず君を蝕み、最近では仕事にまで影響を及ぼす始末だ。このままではまずいと感じたのか、それとも周りから心配だと進言されたのか、キミはとある相談所へ向かうことを決意する。

 

 ヒーローと言う職業が増えてきたことによるニーズの上昇から、ヒーロー専門の相談所を銘打つ事業も増えており通っている人からの口コミも悪くない。

 

 4月の半ばの話である。相談所の扉を開ければゆったりとした空間が広がっている。その奥から顔を出したのはなんと「愛の宿り木」会長オールマザーだ。

 

「おや、珍しいお客様。ようこそいらっしゃいました、こちら”愛の宿り木”本部……ひとまずお上がりください♡」

「本日はお越しいただきありがとうございます、疲れたでしょう♡お茶と……あら、お茶菓子が切れてるみたい。しばらくお待ちくださいね」

 

~解説1~

 有名な相談所の近くに本部を転々と移すことで、愛の宿り木はそのおこぼれを貰う形になっている。①が訪れるハズだった相談所は、この愛の宿り木本部の1つ上の階だ。

 ここではマザーはひたすら①の身を案じ語りかけてくる。

 

~状況2~

 ①がマザーに対し何らかの行動に移ろうとしたとき扉の方から女性の叫び声が聞こえてくる。

 

「あら、悲しい。あなたのような素敵なヒーローに牙を向けられてしまうなんて……」

「この騒ぎ、うふふっ。先ほどのクライアント様かしら♡」

「本当なら、もっとじっくり、じぃっくりとオハナシしたいのですが……申し訳ありません。こちらも少し忙しい日が続きそうで……。ですから、次の面接はメーデーに行いましょう。救いを求める声が響く、素敵で祝福すべき日に♡」

 

 マザーは窓にもたれるように体勢を崩したかと思えばそのままぐらりと窓から外へと落ちていく。もうどこにもマザーの姿は無い。

 騒ぎに駆けつければ男性が道行く人々を傷つけている様子が見て取れる。キミの力を持ってすればすぐに取り押さえることが可能だ。彼はただただ「最高の気分だ!!俺は幸せだ!!」とのたうつばかり。

 

 一連の騒動が落ち着けば①は日常へ戻って行くこととなるだろう。マザーの言っていた「メーデー」が、やけに気になる、胸騒ぎが収まらない日常へと。

 

~解説2~

 この時点でマザーはメーデー計画を進めている。そして不安を胸に抱く①に目を付け「愛の宿り木」に取り入れられないかと思い至る。

 すべてはメーデーにカタを付けるつもりなのだ。

 

エンドチェック!

□①がマザーと出会った

□メーデーに何かが起こることを仄めかした

 

-イベント2:炎上-

 

登場PC:②

場所:ビルが立ち並ぶ大通り

 

~状況1~

 時は5月1日。キミは何らかの用で、この街一番の大通りを歩いている。最近は大きな事件なども起きていない。まさに穏やかな日常そのものだ。

 そんな折、キミの目と鼻の先にあるビルが冗談のような火柱を上げながら爆発炎上する。ものすごい勢いだ。ビルの中からの悲鳴や泣き声がここまで響いてくる。

 

「助けてくださりありがとうございます…!!ヒーロー!!」

「実は、社員の一人が動力室や資料庫にガソリンを撒き火を放ったようで……」

 

~解説1~

 仕事の悩みを相談するため、愛の宿り木に通っていた社員による犯行だ。このビルの爆発が、メーデー計画の始まりの合図となっている。

 

~状況2~

 ヒーローの力を存分に発揮し救助活動を進めていると、とある方向から何かが羽ばたく音が聞こえてくる。そちらに目をやれば燃えるような赤色を携えた巨大な鳥がこのビルから飛び立ちどこかへ向かっていく光景を見て取れる。とても嫌な予感がする。出来うる限りの救助を終えたキミはその赤羽を追うために地を蹴った。

 

~解説2~

  赤羽はメーデー作戦の進捗を報告するために何度もマザーと事件現場を往復している。この赤羽の行方は、ヒーローにとって絶好の手がかりと言えるだろう。

 

エンドチェック!

□ビルに残された人々を救助した

 □どこかへ飛び去る赤羽を目撃した

 

-イベント1:豹変-

 

登場PC:③

場所:食事が出来る場所

 

~状況1~

 時は5月1日、キミはとある友人に誘われ食事を共にしている。というのもここ最近友人の様子がどこかおかしかったのだ。そのことを問いただすためにもこの食事の機会はキミにとって願っても無いものだった。

 

「今日は晴れてよかったね」

「今年の夏は暑くなるんだってね」

 

 そんな他愛の無い会話が続く。

 しかしキミが友人に最近の様子について問いただせば、和やかな食事の空気は一変する。

 

「どうかしたかだって……?どうしたもこうしたもねえよ!!!!!」

「ずっとヘラヘラヘラヘラしやがって、内心じゃ僕のことを馬鹿にしているんだろう!!!なんの力もない一般人だって!!!」

 

 友人は持っていたナイフを突き立てようとするも、ヒーローであるキミにその一撃が届くはずもない。その目は依然ギラついており、口元には僅かではあるが歪んだ笑みが見て取れる。

 

~解説1~

 友人もまた「愛の宿り木」に通っていた。最初は他愛ない悩みだったのだがマザーたちによりその怒りの矛先を無理やり②へ向けさせられている。

 

~状況2~

 その瞬間、空間を揺さぶるような揺れが襲い掛かる。どうやら外からのようで何かが倒壊する音、爆発する音、炎上する音が響き続ける。ふと友人のほうへ視線を戻せば、そこには気を失った友人を持ち上げる小さな子供の姿があった。「愛の宿り木」幹部、ユーアーハッピーだ。

 

「わーーーっ!!見つかっちゃった!!こんにちはーっ☆」

「ぼくのこと知ってるかな?うん!愛の宿り木メンバー、ユーアーハッピーだよぉ☆」

「なんでこの人を連れて行くのかって?決まってるじゃないか~!!今日の主役さんの一人なんだから、そりゃあねぇ!!☆」

「いいじゃんいいじゃん!!あんな酷いこと言われてヒーローさんもいかりしんとー!!でっしょーー!!この人はやりたいことができて~ヒーローさんはこれ以上嫌な思いをしなくて済む~!!!サイッコーーーーにハッピーだ!!!!☆☆☆」

 

 そして大きな羽ばたきの音が聞こえたかと思えば店の入り口に大きな赤いオウムが着地していることに気が付く。赤羽だ。ハッピーは力いっぱい友人を放り投げると赤羽にキャッチさせ、そのまま飛ぶように命じる。

 ハッピー自身も羽をパタパタ小刻みに動かし宙に浮き、赤羽を追うようにしてこの場を去りゆく。

 

「それじゃあね!!ヒーローさんに沢山のハッピーがありますように!!」

 

~解説2~

  友人を連れ去られた②。楽しそうに消えていくハッピーを見れば友人がよくないことに巻き込まれていることは明白だ。まだ完全に彼らの姿は消えていない。迷ってる暇はないだろう。

 

エンドチェック!

□友人の豹変を見た

□ハッピーと会話した

 

 

展開フェイズ!

-イベント4:疾走-

[クエリー:②]

登場PC:②

場所:大通りの路地裏

 

~状況1~

 キミが赤羽を追い大通りを駆け抜けていると、突如路地裏の方から子どもの叫び声が響く。どうやら我を失ったサラリーマンが小さい子を襲っているようだ。

 

「子どもには似合わない鞄じゃないか!そうだ、おじさんが貰ってあげよう!」

「だ、だめ…!これはお父さんの…!」

 

 子どもは革鞄を抱きしめており、サラリーマンはその中の金品を狙っている。

 助けられた子どもは震える声で礼を述べる。そしていま一度強く鞄を抱きしめると意を決したようにキミにこう切り出す。

 

「あのっ、ありがとうございました…!」

「わ、わたし、おとーさんのわすれものをとどけに」

「おとーさん、さいきんつかれてたみたいで、えっと、なんかさいきんずっとへんで」

「きょうも、ものすごくはやくおうちでていって、かばんもわすれてて」

「……あ、あの、ひーろーさん、も、もしかしてわたしのおとーさんなにかわるいことしちゃったんですか?」

「ひーろーさん、わたしのおとーさんつかまえちゃうの……?」

 

~解説1~

 ヒーローたるキミが一端のサラリーマンを止めることは簡単だ。この子どもは最初のビルを燃やした人物の子どもであり、子どもの敏感さから父親が何かに巻き込まれていることを薄々察している。どう切り返すもヒーロー次第だ。

 

~状況2~

 そうこうしてる内にも羽ばたきの音は小さくなっている。子どもに見送られながら再び走り出せば、丁度近くのレストランから1人のヒーローが飛び出してくるのが分かるだろう。③だ。

 ②と③の目指すべき場所は同じである。騒動は大きくなる一方だ。2人は足並みをそろえて赤羽とハッピーを追いかける。

 

~解説2~

 ②が子どもを助けている裏で、イベント3が発生している。

 このタイミングで②と③の時系列が噛み合うこととなる。面識があるのかどうかなど決まっていなければ、ここで決めるとよいだろう。

 

エンドチェック!

□子どもを助けた

□②と③が合流した

□グリットを1点得た

 

-イベント5:誘い-

[クエリー:①]

登場PC:①

場所:①の家

 

~状況1~

 5月1日、やけに街が騒がしい。ニュースを付けてみればそこには放火や強盗に勤しむスーツ姿の人々が映し出されている。明らかに非常事態だ。キミは準備を整え玄関の扉を開ける。その先に居たのは燕尾服に身を包んだ初老の男性だ。キミは彼を知っている。「愛の宿り木」幹部Dr.ココロだ。

 

「お迎えにあがりました。ヒーロー様」

「本日はメーデー、マザーとのオハナシの日でございます」

「騒動?いいえ違います。心の解放活動とでも申しましょうか」

「ニュースでの彼らをご覧になったでしょう?皆とても幸せそうだ。あなたも同じようになりたいでしょう?」

 

~解説1~

 ①を引き込みにココロがやってくるシーン。①が誘いを断るのか、それともどのような形であれ承諾するのかどうかで状況2が多少分岐する。

 

~状況2-1~

 誘いを断った場合、ココロは残念そうにしながらも渋々といった様子で退散する。

 

「ふむ、それは大層残念にございます」

「しかし、いつでも我々は待っておりますよ。あなたが悩み続ける限り、我々はいつでもあなた様をお支えになりましょう」

 

そして彼が去って数秒もしない後に道の向こうから猛スピードで駆け抜けてくる2つの影がある。②と③だ!

 

~状況2-2~

 誘いを受けた場合、ココロは満足そうに笑みを浮かべキミに恭しく手を差し出してくる。しかしその手は完全に伸ばされる前にピタリと止まり、彼は道の向こうを見やる。

 

「おやおやこれは騒々しい、いけませんねぇ」

「申し訳ございません、これは邪魔が入ってしまったようで」

「メーデーは長い、きっと本日、またどこかで出会えることでしょう、そのときは是非」

 

そう言った彼は残念そうに退散していく。そして間もなくやってくるのは、ヒーローである②と③だ!

 

~解説2~

 ココロは自らの足に注射を打ち込み猛烈な勢いで地を蹴り赤羽とハッピーに付いていく。

 ここでヒーローが全員集合することとなる。

 

エンドチェック!

□ココロの誘いの答えを出した

□①②③が合流した

□グリットを1点得た

 

-イベント6:活劇-

 [チャレンジ1]

登場PC:全PC

場所:大通り

 

~状況~

 さぁ、いざ「愛の宿り木」を追う時間だ!

 街では数多くの人々が何かのタガが外れたように破壊活動を繰り返している。宝石店に押し入りありったけの宝石を鞄に詰め込む者、嫌がる女性の首根っこを掴み無理やり路地裏へ引きずり込んでいく者、自分にぶつかった相手を押し倒し馬乗りになり……首に手をかける者。

 我を失った労働者たちが好き勝手に暴れる街を愛の宿り木はぐんぐんと突っ切っていく。

 立ち止まっている暇はない!

 

~解説~

 1回目のチャレンジイベントだ。このチャレンジでは同一PCが2つ以上の判定を行うことはできない。

 

判定1:白兵

街で暴れる人々を取り押さえる

判定2:交渉

愛の宿り木が向かった先を目撃者から聞きこむ

判定3:射撃・霊能-20

赤羽に攻撃を当て、③の友人を取り返すことが出来る

 

失敗:判定3までチャレンジを達成できなかった場合、決戦フェイズに赤羽が加わる。

 

-イベント7:感情-

 [クエリー:③]

登場PC:③(①②)

場所:大通り

 

~状況1~

 赤羽から降ろされた友人はふらりふらりと③の前までやってくる。(チャレンジに失敗していた場合も、赤羽はキミたちを足止めするために友人を空から落とす)手にはレストランのナイフが握りこまれている。しかしそれは振り下ろされることは無く友人はぺたりと地面へへたり込む。

 

「ごめん、ごめんね……!」

「最初は仕事の相談だった、でも、話を続けていくとどんどんキミにその憎しみが向いて行って、そのときはなにかおかしいって思うこともできなくて」

「嫌だ、嫌なんだ!!でも今沸き起こってるこの憎しみは嘘じゃない!!自分でも分からない!!ごめんね!!本当にごめんね!!こんな汚い感情嫌だ!!キミのこと、好きなのに!!大切な友達なのに!!自分が、嫌だ!!」

 

~解説1~

 マザーは人の感情を操る術を持っている。仕事疲れや日々の細やかな悩みなど、友人がもともと持っていた劣等感を増大させ、③にぶつけさせるように仕向けたのだ。

 

~状況2~

 そして友人は手に持っていたナイフを自らの首に突き立てようとする。止めに入れば友人は混乱しきった目でこう問いかける。

 

「どうして止めるの!?あんなに酷いこと言ったんだよ!?僕のこと嫌いでしょう!?嫌な気持ちになったんでしょう!?なんで!!なんで!!」

 

~解説2~

 ③へのクエリーイベントだ。③が思うままに答えて欲しい。優しい言葉をかけるのも、厳しい言葉をかけるのも、すべてはヒーロー次第だ。

 その③の反応を受けた友人は我を取り戻す。

 

エンドチェック!

□友人と向き合った

□グリットを1点得た

 

-イベント8:加速-

 [チャレンジ2]

登場PC:全PC

場所:大通り

 

~状況~

 友人は今回のメーデー計画の知るところを教えてくれる。どうやら悩める労働者を一念発起させ5月1日に暴動を起こさせるといったものであるそうだ。

 詳しい場所までは分からないものの、愛の宿り木は最終的に街の大きな施設を破壊させることを目論んでいるようだ。友人は憑き物が落ちたような目で皆にこう叫ぶ。

 

「もう、助けを求める先を間違えたりはしない!助けて、ヒーロー!」

 

~解説~

 2回目のチャレンジイベントとなる。今回のチャレンジでは同一PCが2つ以上のチャレンジ判定に試みても良いものとする。

 

判定1:作戦

街の様子からメーデー計画の全貌を読み取ることが出来る。

彼らが最終地点として目指しているのは、橋を越えた場所にあるこの街の警察署だ。

判定2:心理・交渉-20

判定に成功すればキミの呼びかけにより一時的に人の波をとめることが出来る。

判定3:操縦・白兵-20

トラックでのバリケード作成や力業で人々の行進を止めることが出来る。

 

失敗:判定3までチャレンジを達成出来なかった場合、クレジットに2D6点のスティグマを受けた状態で戦闘が開始される。

 

 

決戦フェイズ!

-イベント9:メーデー!-

 

登場PC:全員

場所:警察署前

 

~状況~

 キミたちが街の暴動をあらかた抑え、一息付いていた時のことだ。後ろからコツコツと靴の音。振り向けばそこに居たのはオールマザーだ。

 

「ふふ、随分と困った事をされたようですね、いけない人たちだこと」

「皆さま心から幸せそうだったでしょう?それを邪魔することは悪いことではありませんか?」

「果たして彼らを止めることが本当によろしいことなのでしょうか?よく居られますよ、会社なんて爆発してしまえというお方」

「あなたが守るこの社会というものは、果たして本当にあるべき姿なのでしょうか?いったいどれほどの数の人々が今の生活を嘆き苦しんでいると思われですか?屋上で揃えられた靴、海の上を揺蕩う衣服、日々狂う時刻表……、無責任に人々を守っている、とも言えるのではないでしょうか?助けるだけ助けておいて、その後の生活は知らぬ存ぜぬ」

「私たちは私たちを頼ってくださった人々を幸せにすることができていると確信しております。」

「……人を想う心のあるあなた方、とても、とぉーーーっても素敵です。ただ、ほんの少し、私の思う人々のあり方と、考えが違うようです。大丈夫、話せばきっと分かり合えます。さぁ、私と、オハナシ致しましょうか!ふふ、あなた方のような立派なヒーローの死去……人々はさぞ助けを求めることでしょう……!」

 

 そしてマザーが大きく天を仰げば、彼女の前にふわりとハッピーが、ドスンとココロが着地する。

 

「そういう事だってー!ごめんね!!でも大丈夫!!最高にハッピーな最期を迎えさせてあげるから!!」

「これは社会をよりよくするためなのです。どうか、尊き犠牲になってくださいまし」

 

 さぁ、腕を振るえヒーロー!

 

~解説~

 敵の配置は以下の通り。ヴィランデータは本ホームページの「愛の宿り木」を参照して欲しい。

 

エリア4:オールマザー・ユーアーハッピー

エリア3:Dr.ココロ・クライアント*2・(赤羽)

 

 ヒーロー側はエリア1とエリア2のどちらか好きな方に配置すること。

 

~戦術~

オールマザー:基本的にエリア4からは動かず、射程が届くパワーを使い攻撃してくる。オハナシと解放の福音を主に使用することになるであろうが、余裕があれば価値観矯正からの精神分析を試みるのもいいだろう。

ユーアーハッピー:マザーと同じくエリア4からは動かずに天使の輪とhappy☆beamを使いヒーローのエナジーを削ってくる。目に付いた者に無鉄砲にパワーを放つので対象の決定は基本的にダイスを振るのがいいだろう。

Dr.ココロ:エリア3で壁役として立ち振る舞う。まず最初にアドレナリン注射を行ない、エリア2にヒーローがいなければ戦闘移動、いる場合は通常攻撃を行ってくる。

(赤羽):かぎ爪で攻撃を試みながらオウム返しの機会を伺う。ヒーローが同じエリアに入ってくる気配がなければ自ら接敵も行う。

クライアント:一番近いヒーローに自暴自棄を放ち続ける。

余韻フェイズ!

 キミたちの活躍により愛の宿り木は捕縛されることとなるだろう!

 ヒーローたちの行いにより、好きに演出してもらいたい。

 

"愛の宿り木、人々の心を手玉に取り弄ぶ集団。

キミたちは彼らに打ち勝った。しかしヒーローである限りこれからも数多くの心と向き合い続けるのだろう。

心は見えない。この社会に生まれ出でた限りは、一生という時間をかけてそんな心に全身全霊をかけて向き合い続けるのだ。

 

「メーデー、メーデー!」と、今日もどこかで、キミたちの助けを求める声がする!"